2013-04-05 第183回国会 衆議院 予算委員会 第19号
シリアも今内乱状態になって、単に反サダト対サダト派ではなくて内乱状態になっている。あるいはイラクも、アメリカ軍は撤退したけれども、さらに、シーア派、スンニ派のいわゆる争いで多くの犠牲が出ている。
シリアも今内乱状態になって、単に反サダト対サダト派ではなくて内乱状態になっている。あるいはイラクも、アメリカ軍は撤退したけれども、さらに、シーア派、スンニ派のいわゆる争いで多くの犠牲が出ている。
この地域に大量破壊兵器を禁止するためのイニシアチブは既に七四年の段階で、当時のイランのシャー・パーレビとサダト・エジプト大統領が共同提案で中東非核地帯構想を出しております。以後、毎年のように国連でこの提案が出されています。しかし、もちろんイスラエルはそう簡単には乗ってこない。イスラエルも絶対に反対だというわけではない。
イスラエルとの国交を結ぶ云々については、サダト大統領がえいやであの地に向かい、それが大変な状況を生んだということを考えれば、メッカを抱えるサウジアラビアが今回このような提案をしてくるということは、まあカードを切ったということが言えると思うわけでございます。 いろいろな見方があります。
もちろん、民族主義だけではなくて、例えばエジプトでもナセル、サダトの時代というのはずっと社会主義を一応唱えていた、そういう時代であります。その流れがやはりアフガニスタンにも及んでいたというふうに私は考えております。
この中にもベギンとサダトのあのキャンプ・デービッドの和解のことがございますが、この和解の裏に、敬けんな信仰者である、信仰心というのは彼らの人格、歴史的洞察、政治的信念を形成していたというような、これが予想以上に大きく働いたんだというようなカーターが書いた文章がございまして、大変感銘深く思っておるわけなんです。
それで、そこは御承知のような、まだ恒久的平和が来ないわけでございますから、サダト、カーターさんがやったキャンプ・デービッドを第一歩にしまして、やはり中東の包括的な永久の和平招来ということは世界の平和にとって私は非常に大切だと思うわけでございます。
これはエジプトのサダト大統領がやった演説ぐらいに非常に高く評価されたんです。サダトの演説は御存じだろうと思うんでありますが、あの前のナセルがソビエトと仲よくやっておりまして、それでアメリカではエジプトは非常に評判が悪かった。それがサダトになりましたときに、あの人がワシントンへ行って、一時間ぶちまくった有名な演説がございます。それで議会の空気ががらっと変わったという記録がございます。
○岡田(利)委員 総理は今年初頭、中東訪問の外遊日程を組まれたのでありますけれども、サダト・エジプト大統領の事件等もあって中止をされた、こう発表されておるわけであります。今年の外交日程の中に中止された中東訪問ということは全然考えられませんか。
この地域の情勢は、サダト・エジプト大統領の暗殺、未解決のイラン・イラク紛争、不安定なレバノン情勢、アフガニスタンへのソ連の軍事介入の継続等に見られるように引き続き流動的であります。この地域に永続的な平和と安定を構築していくためには、先進民主主義諸国を中心とする政治、安全保障面及び経済面での協力がきわめて重要であります。
この地域の情勢は、サダト・エジプト大統領の暗殺、未解決のイラン・イラク紛争、不安定なレバノン情勢、アフガニスタンへのソ連の軍事介入の継続等に見られるように、引き続き流動的であります。この地域に永続的な平和と安定を構築していくためには、先進民主主義諸国を中心とする政治、安全保障面及び経済面での協力がきわめて重要であります。
と申しますのは、サダト大統領がお亡くなりになったために、アラファト議長の来日とバランスをとるという形での大統領の訪日はさしあたって不可能となったわけでございます。エジプト大統領への訪日招請は依然として生きていると考えてよいのかどうか、ちょっと唐突かもしれませんけれども教えていただきたい。
○木島則夫君 私は、サダト大統領の路線を継承し、発展をさせてほしいと願う立場からすれば、やっぱり適当な時期にムバラク大統領の訪日を招請することは、そのような方向へのムバラク体制を守り立てる効果があるというそういうことも踏まえて、中東和平への日本の果たすべき役割りの一環ではないかということでいま伺ったわけでございます。まあ、これは私の感想でございますので、この感想を述べて質問は結びといたします。
○戸叶武君 それはわかりますが、とにかくファハド皇太子の八月の八項目提案の中には、やはりエジプト自身も考えさせられなけりゃならない、じっとここで考えざるを得ないというようなそぶりすらエジプトの中に起きているのが事実で、キャンプ・デービッドの約束は守るかと言っていながらも、軽率に動きができないような状態に、アラブから、全体から孤立してイスラエルとキャンプ・デービッドの約束を守るために一応サダト路線を行
確かに、昨今の国際情勢は、七九年暮れのソ連のアフガニスタンへの軍事的侵攻、イラン・イラク戦争、さらに最近起きたサダト・エジプト大統領の暗殺事件など、国際緊張が激化の様相を呈していることを全面的に否定できない面があります。
○柳澤錬造君 警察官が御労苦をなさったことと同時に、私が非常に残念だと思うのは、あのアラファト議長というのは、十月六日エジプトのサダト大統領が暗殺されたときに歓迎する発言をなさったのですね。どんなに自分がきらいな人であろうが何であろうが、その国の政治体制が違っていようとどうであろうと、一国の元首が暗殺されてそれを喜ぶなんという人が、人間性があるんですかと言いたいのですよ。
なおまた、サダト大統領の亡くなった際における議長の北京における発言については、これは全く同感でありまして、東洋人であるわれわれはこの意見には全く反発するものであります。そこで、おいでになりましたが、これについての各国の反応はもう申し上げません、御承知のとおりでありますから。
このたびのアラファト議長の来日は、早くから右翼団体の反対動向がございましたし、また特にサダト・エジプト大統領の暗殺直後の緊迫した情勢でございました。そういう意味では、この種の警護に類を見ない苦労があったわけでございます。特に、招請団体を通じて日程が正式に決まりましたのが来日の二日前でございましたし、離日は一日急遽延びたということもありまして、大変な苦労の伴う警護だったことは事実でございます。
一つ一つ外務大臣の御意見を聞きたいと思うのですが、時間がありませんので、まとめてお伺いをしますけれども、ごく最近のPLOのアラファト議長の問題、私もサダトさんがああいうふうなことになりましたので、大変心配をしておりました。そして、アラファトさんが日本に来られて、どういう方だろう、どういうふうなことを言うだろうというあれもあって、京王プラザのあれにも私、出ました。
今度私、サダト大統領のお葬式に行って帰ってまいりまして、諸般の情勢からぜひなるべく早い時期に中東においで願いたい、こういうことで、総理もなるほどという御意見のようで、そこでそこらあたりにまず目標を決めて、いつごろ、どこの国に、どういう目的で行くかということは今後検討すべきことだ、こういうのが総理の中東訪問の現状でございます。
○英説明員 先般園田大臣が故サダト大統領の国葬に参列されて、エジプト側の首脳と多数会談されたわけでございますけれども、その際に、もう大臣から説明ございましたように、エジプトとしては従来の路線を継承していくという強い決意の表明がございまして、大臣からも、日本としても従来どおり協力を惜しまないということをおっしゃったわけでございます。
というのは、サダト大統領が亡くなったということで予想される一つの懸念として、反サダト路線というのが結束されるのじゃないか、サウジ内で起こるのじゃないか、こういうことが言われておるわけでございます。
○春田委員 ところで、当初はサダト大統領も来月訪日の予定だったと聞くわけですね。こうしたPLOの議長とサダト大統領を呼ぶことによって、複雑な中東情勢の均衡というかバランスを保とうという外務省の御見解だったみたいでございますが、あのような急死によりましてサダト大統領が来られない。
○国務大臣(園田直君) サダト大統領は鮮烈な政治生涯を凶弾によって終わられたわけであります。サダト大統領はエジプトの大統領としても中東和平のこの問題についても非常に精魂を傾けられた。特にイスラエルとエジプトの三十年戦争をやめたということについては、これはやっぱり平和のために生きられたということだと存じます。
それからサダト大統領がキャンプ・デービッドの話を行いまして、それでイスラエルと妥協するという線が出て以来、エジプトはアラブ世界から孤立する。それについたものはスーダン、ソマリアそれからオマーンと、こういう国ですね、そういう分裂が一つある。しかしそれと同時に、やはり依然として急進派、穏健派という分かれ方があります。
○国務大臣(園田直君) 中東情勢は、御存じのとおり、イランの内政、イラン・イラクの紛争、アフガニスタン及び中東和平交渉と、こう考えてみますと、なかなか早期解決の見通しはつかず、不安定化の要因となっておると考えておりますが、その中の中東和平交渉についてのみ話をいたしますと、サダト大統領が亡くなったためにいろいろ問題が出てきておりますけれども、楽観するわけではありませんが、私は大筋に向かって逐次進んでおるという
不測の事態でサダト大統領が亡くなられたわけでありますが、エジプト体制は、次の新しい大統領が順調に選ばれて、サダト大統領の路線を踏襲するということで、イスラエルとエジプト大統領との自治交渉は予定どおりに進むものと私は判断をいたします。
○園田国務大臣 エジプトの新大統領との意見交換では、大統領就任後、サダト大統領の路線を踏襲をして、国内の充実、外交路線もその線をたどっていく、こういう趣旨の話がありました。
○園田国務大臣 オマーン、スーダン、それからエジプト、これに対する協力は、サダト大統領が亡くなったからその情勢に応じてやるというのではございません。むしろ、サダト大統領が亡くなったので、正直に言うとちょっときっかけがなくなったというのが真相であります。 オマーンについては、私が特使として参りましたときに、水資源を中心にしてこれに対する協力を約束をしておりまして、これは逐次進行中であります。
○鈴木内閣総理大臣 中東和平につきまして真摯な努力を続けてきておられたサダト大統領の突然のあのような急死、これはまことに遺憾なことであり、また、サダト大統領のような偉大な指導者を失いましたことにつきまして、心から深甚の弔意をささげておるのでございます。 わが国は、中東の問題につきましては過去において余り手を汚しておりません。
○上原委員 最初に、総理にお尋ねしたいのですが、去る六日でしたか、サダト・エジプト大統領が突加として凶弾に倒れてしまいました。これは多くを御指摘申し上げるまでもなく、中東和平あるいは中東情勢、わが国の中東外交に及ぼす影響もきわめて大きい面があろうかと思います。
ちょうど一昨々日、サダト大統領が銃弾に倒れられまして、これはくしくも十月六日でありました。思い起こしますと八年前の一九七三年の十月六日、あの第四次中東戦争が勃発をいたしまして、そこから石油ショックが始まり、安全保障の面でも、実は経済の面でも大きな転換が日本と世界に求められてきたと思うのであります。
アメリカがどう考えるだろうかということは予断を持つことはできないとおっしゃるけれども、実際問題として、サダト大統領の突然の死によってアメリカの強硬路線はますます強くなるだろうと思いますよ。
ただ、いまサダト大統領が不慮の死に遭われたという突発的な問題が起こりました。そしてまた、レーガン大統領はいま開発途上国から余りよく思われていないと私は見ているわけであります。それは、たとえば第二世銀の増資について余り積極的でない。